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日馬をつなぐビジネスマガジン

マレーシア日本人商工会議所 会頭
澤村 剛朗

 新年明けましておめでとうございます。
 マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)の会頭の澤村でございます。
 2024年の新春を迎え、謹んでお慶び申しあげます。

 昨年11月22日には、マハティール元首相やマレーシア政府の方々をお招きし、JACTIM40周年記念式典を開催し、当日は320名の会員企業と103名のVIPの方々にお越しをいただきました。また、12月6日には、JACTIM親睦小委員会の企画・運営により、会員親睦忘年会を開催し、東南アジアの日本商工会議所では最大規模となる509名の多くの方々にお越しをいただきました。
 ご参加いただきました会員企業の皆様に感謝を申し上げます。

 昨年3月の総会にて、第12代会頭就任のご挨拶の中で今後の方針として、会員の皆様にとって活用しがいのある組織を目指しながら、両国間の友好協力をさらに促進し日本のプレゼンスを向上させていくこと、JACTIM Foundationを通じてマレーシア社会にさらに実のある貢献をすることについて目標として掲げました。以降、昨年7月5日のアンワル首相との面談をはじめ、マレーシア政府機関、経済団体、交流団体とJACTIMにおける積極的な関係づくりを行い、加えて、会員企業の皆様のお力をお借りしながら、マレーシアの中小企業団体、製造業連盟、政府系投資エージェント、政府イミグレーション機関、各マレーシアの国立大学、各国商工会議所、元留学生協会などのローカルの方々と会員企業の皆様との交流機会も増加させていくことができました。
 また、昨年はマレーシアハンドブック2023を3年ぶりに発刊することができました。電子版も発刊しており、これからマレーシアを目指す方々にも大変ご好評をいただいております。この冊子の制作にあたりご執筆いただいた会員企業の皆様、編集にご協力をいただいた皆様に改めて感謝を申し上げます。

 2024年のJACTIMの取組みについて、各部会で実施している座談会や意見交換会など会員相互の交流を深めていただく事業を拡大していきたいと考えております。また、マレーシア政府との対話におきましては、会員企業の声を丁寧にお聞きしながら、優先度の高い課題の絞り込みと要望を反映した実現可能な提案を行ってまいります。そのためにも各部会等を通じた経営上のお悩み事を是非JACTIMまでお寄せいただきたいと思います。

 また、日系企業を取り巻く産業構造が大きく変化しつつある中にあっては、日本企業の役割も大きく変化していくことが予想されます。この機会にあらためて、会員企業の皆様と共に、日系企業の技術、環境や人権問題への取組み、仕事の進め方など、様々な強みを活かし、どうやってマレーシアに貢献できるか議論を深め、そして日系企業のプレゼンスをさらに高めていきたいと考えております。
 最後になりますが、2024年も私どもマレーシア日本人商工会議所への変わらぬご支援とご協力をお願いするとともに、会員企業の皆様にとって2024年がさらに明るい年になりますことと、ますますのご多幸とご健勝を願っております。

以上