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日馬をつなぐビジネスマガジン

永山 智治氏
(TOMOE MALAYSIA SDN. BHD.)


1975年生まれ 千葉県出身
1999年 ㈱巴商会入社
2011年 ㈱巴商会 海外本部海外部
2016年 TOMOE MALAYSIA SDN. BHD.へ出向
同社 Managing Director
2024年10月 帰任予定


私は社会人になったころから、「社会人たるもの、いつかはゴルフを始めなきゃいけないんだろうな~」と思いつつ、なかなか始めるきっかけがつかめず、34歳まで他の趣味(サーフィン、スノーボード)一辺倒でした。そのころ、直属の上司の方(ゴルフ好き)が新たに赴任されてきた際、「近隣の営業所を集めてゴルフコンペをやろう!全員練習をすること!」という、今の時代だと色々と反感も買いそうな状況のなか、いつかは挑戦しようと思っていたゴルフを始めました。
もともと趣味にのめりこむタイプでしたので、始めてからすぐにゴルフの魅力に取りつかれ、下手なりに練習に打ち込んだり、先輩たちとラウンドに行ったりと、どんどんとその世界にはまっていってしまいました。
いまではその上司の方の半ば強引(笑)なゴルフ開始命令に、本当に感謝しております。


とはいえ、日本では月に1度のラウンドが精いっぱいの状況でした。(時間的にも、金銭的にも。)
そんな中、2016年よりペナンに設立した新会社の立上担当としてマレーシアへの赴任が決まり、このゴルフ天国ともいうべき環境に身を投じました。
赴任当初は会社のメンバーや、ペナンで所属していたソフトボールチームのメンバーとのラウンドがメインでしたが、ペナンでは毎週末にどこかしらで開催されているゴルフコンペにお誘いをいただき、ゴルフ友達もどんどん増えていき、それからは家族の文句もソコソコに受け流しつつ、多くのコンペに参加させていただきました。
その中でもペナンでも最も歴史のある、由緒正しい(?) PENY CLUBという月例コンペに参加させていただくようになり、いつの間にやらそのコンペの常任幹事を仰せつかり、さらにその2年後にはPENY CLUB幹事長という重責をもった職(?)に就任させていただきました。
それからはそのクラブの運営を通じ、多くの会員の方たちとの個人的な交流や、ゴルフを通じた旅行等も含め、日本ではまず味わえないであろう楽しいゴルフライフを過ごしてまいりました。


ペナンでゴルフをやられた方はご存知のことと思いますが、こちらのゴルフ場はコースコンディションやクラブハウスの設備面は「ソコソコ」というのもはばかれるところも多くありますが、何といってもメリットはプレーフィーのお手ごろさです。最も多く回るコースはBukit Jawi Golf Resortというところですが、タームのメンバーで1ラウンドのプレーフィーがRM 75.6。日本円だとなんと2500円です!
これが何といってもペナンの魅力で、その他のゴルフ場もRM80~200くらいで回れることより、土日はほぼゴルフに没頭する日々・・・。
2023年にはチャイニーズニューイヤー休暇が4日間あったのですが、こちらのゴルフ好きの友人たちと、4日間で8ラウンドを回る(1日2ラウンド×4日)、という日本では考えられないことにも挑戦しました。

また、PENY CLUBは毎月第4日曜日に開催し、1~11月の各月上位3位入賞者が12月に開催されるグランドチャンピオンシップ大会への参加権利を獲得し、2日間大会で年間チャンピオンを決める、というアツいコンペです。私は幸いにも2019年、2022年、2023年と参加することができ、2023年はグランドチャンピオンシップ大会3位という成績も収めることができました。
これはペナンゴルファーにとってはマスターズに匹敵する位(笑)の栄誉でした。


一番の思い出は実は自分のプレーではなく・・・2023年10月にKLGCCで行われたLPGA、Maybank Championshipの観戦で、私の最も応援しているプロゴルファー 西村優菜選手を直接応援し、2ショットの写真まで取っていただいたことです。もちろんサインももらい、家宝にしようと心に決めました。(笑)

ボールへのサインはゴルフボールではなくソフトボール。大きめのボールだったので、古江彩佳選手、ネリー・コルダ選手、リディア・コ選手等、メジャーチャンピオン、東京五輪金メダリストのサインも一堂にゲットできたことが最高の思い出です。


また、もう一つの思い出として、ペナン日本人会親睦ゴルフコンペの運営がとても思い出として残っております。私はペナン日本人会の理事として、スポーツ部会長なる役職を拝命し、2022年~2024年にペナンの日本人ゴルフコミュニティでは最大規模のゴルフコンペの運営に毎年携わらせていただきました。

毎年100名近くの参加者の方にご参加いただき、組合せの作成や賞品の準備等、準備段階から当日の表彰式の司会まで、モロモロやらせていただきましたが、多くのゴルフ好きの皆様のご協力をいただき、非常に楽しい親睦コンペを開催させていただくことができたことに深い感謝を感じると共に、一生の思い出となっております。


ここペナンでは仕事関係のみならず、ゴルフを通じて多くの方との交流を深めることができ、また人生の中でもかけがえのない友達ができたことが本当に幸せでした。もうすぐ日本へ帰任致しますが、マレーシアの思い出と友達を一生の財産として、これからもゴルフの上達に励んでいきたいと思います。
最後となりますが、このような機会をいただきましたJACTIM様に感謝申し上げます。
また、マレーシア在住の日系企業の皆様のますますのご発展、ご健勝を記念しております。
8年5か月という赴任期間でしたが、本当にありがとうございました。