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日馬をつなぐビジネスマガジン

Mike Chua Chee Peng
(マイク チュア チー ペン)
Pasona HR Malaysia Sdn Bhd

テナガ大学 UNITEN Virtual Career Fair Report

UNITEN バーチャルキャリアフェア2022 は今回初めてTalent bank 社に委託運営し開催しました。在校生と卒業生を対象とし 7 日間 (2022 年 3 月 14 日 ~ 2022 年 3 月 20 日) にわたって実施されました。Talent bank社はUNITEN大学専用のキャリアフェアのWEBサイトを作成し、求職者に効果的に周知することで集客力を高め、通常の正社員の応募枠のみならず、インターンシップ枠への応募参加率をあげることができました。また企業側の集客ではTalent bank 社が独自のネットワークを駆使し、前年度より多くの企業に参加頂くことができました。最終的に本イベントは合計112社が参加し、総求人数は579件となりました。 7日間の来場者数は 513名 に上り、そのうち 212 人の来場者が求人に応募しました

リンク先: www.unitencareerfair.com

下記企業にJACTIMを通しご参加いただきました。

No企業名履歴書の受領数 (3/14 ~ 3/20までの期間)
1.MURATA ELECTRONICS (MALAYSIA) SDN BHD43
2.TOSHIBA GROUP11

キャリアフェアについて

グラフA: UNITEN virtual Career Fairの訪問者推移

UNITENがTALENT BANK社に第三者委託したことによるメリットとデメリットを纏めました。

【メリット】

  1. Talent bank 社が一元管理することで大学側は運営を簡素化することができました。また同運営会社はキャリアフェアに対して独自の集客ネットワークや専門知識を有しており、同イベントの規模拡大、さらには、当日の円滑な運営に大きく貢献しました。
  2. ジョブフェア終了後も同運営会社はオンライン上での求人情報の更新や新規参加企業の情報の追加等、1年間の継続的運営を実施し、求職者はいつでもサイトにアクセスし最新の情報を入手することができるようになりました。

【デメリット】

  1. 企業や候補者に対してのフィードバックは運営会社を通して行われるため、大学側は実態を把握しづらくなり、また運営会社に大きく依存する事が懸念される。
  2. 参加企業や学生から運営側へ問い合わせがあった際、運営側は大学側への確認や承認が必要となるのため、対応が遅れる可能性がある。
  3. トラブルが発生した際、責任の所在が不透明となるリスクがある。

マレーシア科学大学USM Career Fair Report (Engineering Campus)

本キャリアフェアは、第三者に委託せず大学が主催となってイベントを実施しました。今年に関しては、USM はオンラインとオフラインとを組み合わせて開催しました。オフラインではDewan Utama USM ホールにて対面でキャリアフェアを実施し、また当日参加できない求職者には、USMが作成したWEBサイトに誘導しオンラインセミナーを実施しました。結果44社の企業が参加し、学生も計1000人を超える来場者数となりました。

下記企業にJACTIMを通しご参加いただきました。

キャリアフェアについて

USMキャリアフェアを開催する主な目的は、1.求職者が入念に準備できること、2.学生に早期にキャリアについて考える機会を与えることです。本大学の会長からは、『キャリアフェアは、求職者が自身を売り込み、雇用へとつなげる重要な機会であり、さらには将来、国の発展や明るい未来に大きく寄与することができる。』とのコメントをいただきました。同イベントの参加者数は、1日目、713人、2日目、422人となり、昨年に比べると大幅に減少しました。

考察

USM Career Fairへの参加企業並びに参加者が減少した理由については、今年は一部の企業がキャリアフェアの参加を辞退し、それに伴い参加者数も減少したことが考えられます。一方で、同キャリアフェアは例年、USM生のみを参加対象としていましたが、今年はUSM生以外の学生も多数参加し、企業にとっても一度に様々な学生に会える良い機会となりました。また多くの参加者が正社員枠だけではなくインターンシップ枠にも応募するなど、就職活動に意欲的な姿勢が見られました。

マルチメディア大学MMU Career Fair Report

今年のMMU Career Fair ’22 は、「𝐓𝐡𝐞 𝐇𝐨𝐦𝐞 𝐎𝐟 𝐘𝐨𝐮𝐫 𝐃𝐫𝐞𝐚𝐦 𝐉𝐨𝐛」をスローガンに掲げ、キャリアフェアを開催しました。学生一人一人がより有意義に参加できるよう、通常のウェビナーだけではなく、ゲストを招待してのフォーラムセッションの実施、レジュメ添削コーナーの設置、抽選会を催すなど様々なイベントを企画、実施しました。

今年のMMU Cyberjaya キャンパスでのキャリアフェアはオンライン形式のみでの開催となり、28社の企業が参加、446名の学生が登録しました。2020年開催の対面のキャリアフェアには2221名の参加実績があったのに対し、今回は大幅に参加者数が下がる結果となりました。SONY EMCS (Malaysia )Sdn Bhd は、本イベントのゴールド会員であり、唯一の日系企業として参加頂きました。同社には、合計20名が応募、内5名を面接、最終的に3名に内定を出し、成果が得られたとのことでフィードバックをいただきました。

下記企業にJACTIMを通しご参加いただきました。

フィードバックと考察

今年は、来客者数が激減しイベント規模が大きく縮小されました。要因として以下のことが挙げられます。

  1. オンラインでのイベント実施の場合、企業側が能動的にPRすることが出来ず、また、学生側も企業のことを深く知ることができないため、双方にとって魅力的なイベントにすることが難しい。
  2. 学生の中には未だオンラインという形式に抵抗や不安を感じている人が多くいる

この結果を踏まえ、MMUは今後オンライン形式だけではなく、オフラインも含めたハイブリッドな形での開催を視野に入れている。また当日唯一参加したSONY EMCS (Malaysia )Sdn Bhdからは、「今回実績をあげることができたものの、今後は直接対面でのイベントのみ参加を検討したい」というフィードバックを頂いた。