2025年2月26日(水)、MITECにおいて、「ナショナルトレーニングウィーク(NTW 2025)」の発表会が開催されました。本発表会には、人材省(MOHR)のスティーブン・シム大臣をはじめ、HRD Corp、TalentCorp、FMM、MRCAなどの国内商工団体、外国系商工団体、外国公館、JACTIMなどが出席しました。
シム大臣は、本年3回目となる全国民対象のスキルアップトレーニングであるNTW 2025の目標として、100万人のマレーシア国民に対し、無料でスキルアップの機会を提供する計画を明らかにしました。
また、NTWは、マレーシア国民全体にスキルアップの機会を平等に提供し、学習を誰もがアクセス可能な権利として確立することを目的としており、2024年の実績として、37万5千人が65,000以上の無料コースに参加し、合計130万時間のトレーニングが実施されたことを報告し、目標を大幅に超える成果を達成したことを強調しました。
主な内容は以下の通りです。
●ナショナルトレーニングウィーク(NTW)の目的
・マレーシア人全体に無料でスキルアップの機会を提供すること。
・学習をアクセス可能にし、スキルアップを権利として確立すること。
●NTWの成果
・2024年は37万5千人が65,000の無料コースに参加し、130万時間のトレーニングを実施。目標を大幅に超える成果を達成。
●NTW 2025の目標
・100万人のマレーシア人をトレーニングすることを目指す。
・70,000以上の無料コースを提供し、750億リンギット以上の価値を無料で提供。
●国際展開
・2025年にはASEAN議長国として、NTWをアジア全体に拡大。
・「Learning Beyond Borders」をテーマに、アジア各国と協力してスキル開発を推進。
●ガバナンスと効率化
・HR部門の承認プロセスを1時間に短縮するなど、効率化を図る。
・トレーニング資金の98%を労働者のスキルアップに充てる。
●多様なトレーニングプログラム
・AIやサイバーセキュリティなどのハイテクスキルから、ソフトスキル、文化的スキルまで幅広く提供。
●インクルージョンやガバナンスの要素も取り入れる。
以上