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日馬をつなぐビジネスマガジン

1月27日、AMCHAMにて、外国チャンバー責任者会議が開催され、EU各国のチャンバーなど8か国の代表が参加しました。

同会にて、各商工会現況や米国新政権情報についての情報交換が行われ、特にトランプ大統領就任二期目についてまずは現状をどう考えるべきかについて詳細情報の共有などが行われました。

議論の中で、参加メンバー各位より、様々な意見が述べられたが、中でも、アメリカはフィリピンやインドネシア、ベトナムを重要視しているが、マレーシアやシンガポールは現状、個別に扱われる程度に留まっていること、また、ASEAN(東南アジア諸国連合)については、地政学的な観点でほとんど尊重されていないと考えているが、現在、統一された方針がなく、それぞれの国が個別に対応しているため、ASEAN全体としてのアメリカへの戦略的存在感が薄いことが問題である点など、今後アセアン各国が協力して、トランプ政権の「アメリカ・ファースト」の目的が何であるのかを理解し、さらにそれにどう貢献できるかを模索してゆくこととなりました。

また、アメリカが中国への依存を減らすための具体的な方法を提供できるかどうかが鍵であり、マレーシアがサプライチェーンの面でアメリカを支援できるか?、特に重要鉱物やハイテク分野、バイオ関連などで何が支援可能となるかを考えねばならないことなど、マレーシアに拠点を置くビジネス界は、今後、トランプ2.0時代にどのような影響があるのかを深く理解し、適切な対策を講じる必要があり、今後も今後もAMCHAMから各国商工会議所に情報発信されることを確認しました。

以上