Zeppマレーシア
本多真一郎
ホールダイレクター
今回、“My マレーシアライフ”への寄稿の機会をいただきましたので、週に1度参加している剣道部のこと、日々の仕事であるコンサート会場の管理の仕事にふれたいと思います。
私は小3~高3まで剣道をしていました。以後ちょっとは運動をしていましたが、現在49歳となり、いよいよ健康診断で諸々の数値が気になりだし、マレーシア赴任をきっかけに剣道を再開しました。Japan Club KLで行われている平日水曜夜の部にだけお邪魔しています。するとどうでしょう。たった週1度の運動でも、みるみる身体が元気になり、膝・腰・肘・手首、古傷はあるのですが、剣道を楽しむことができるようになりました。大声を出して、ぶつかる、たたく、あてる、というのが楽しいのです。でも相手の剣の中に入っていくこと、これは怖いのです。でもそれは自分との戦い。怖いと思っている自分に打ち勝つしかないのです。
そんな中、アジア公演の一環で、チャゲアスのASKAさんがマレーシアに来ることになりました。当館Zepp Kuala Lumpurにおける公演です。ASKAさんは、剣道界隈では有名な剣豪で、しっかりと稽古をつけていただきました。すごく強かったです。と同時に、私は無心に向かっていくことで、何か自分の中でも吹っ切れた感覚をもてました。圧倒的に強き相手を前にするとき、剣をつうじて、弱き者は、その水準があがるのです。とまあ、この歳で、剣のよろこびであります。
もし貴方・貴女が過去剣道をしていたら、剣道復活、ぜひです。ジジイになっても、これはずっとやれますから!(失敬)
さて、お次は仕事の方です。私はずっと音楽業界で働いていて、2007年の上海自費渡航を皮切りに、以後香港、東京、シンガポール、台湾、マレーシアにおいて、コンサート関連の仕事をしてきています。主に現地ライブハウス管理や、日系コンサートの招聘や現地主催、請負運営宣伝業務をしてきました。
ここ数年のJ-POPの躍進はめざましく、また、各国のコンサート自体の水準もあがってきています。以下の写真はYOASOBIがZepp KL公演をしたときのものですが、ものすごい歓声と、ライブのクオリティ、空間はエネルギーにつつまれていました。日本アーティストの創造性は水準高く、東南アジアにおいても今後日本コンテンツ隆盛していくと思います。
以下は、Zepp現地雇用スタッフと、提携している技術会社スタッフです。
「人は石垣、人は城、情けは味方、仇は敵なり」とは武田信玄の言葉と言われていますが、弊社も人が全てです。どんなに高級な音響機材も、どんなに立派な会場も、そこで働く者が機能しなくては意味がない。
日本人は私1人、すべての素晴らしいマレーシアスタッフに恵まれ、Zepp KLは国際的なコンサートホールとして毎週末もりあがっています。平日は、企業イベントが入ること多いです。
各コンサートでは、このようにWall状の看板がくることが多く、そこでみな写真をとっています。これは2023年のもの。日本のみならず、世界中から著名アーティストが訪れます。アーティストラインナップの国際性では、Zepp全11館中、最多です。クラスターとして、マレーシア・インドネシア系、英語系、中華系、韓国系、日系、インド系と様々です。
剣道で健康を維持しながら、毎週末良質なエンタメがマレーシア市場に提供できるように、日々精進です。たまにZepp KLのインスタをチェックして、お好きなアーティストが来ることはないかチェックしてみてください!
以上